Mondo Saito

FOX; Fuzzy Order eXperience

曖昧な表現を理解するインタフェース

2018

Overview

国際会議ACM UIST 2018にて開催された Student Innovation Contest にて発表をした作品です。 2018年度の Student Innovation Contestは、「ハンズフリーの新しいユーザーインタフェースを設計する」というテーマのコンペティションで、 審査員から作品に送られる審査員賞と、会場に足を運んだ人の投票で決定する投票賞の二つの部門で最優秀賞を獲得しました。

Award

ACM UIST 2018 Most Creative 最優秀賞
ACM UIST 2018 People's Choice 最優秀賞
SFC STUDENT AWARD 2018

 
ザラメを出力する機械を調整している様子
綿あめを巻き取る機械のアップ
コンテスト会場で説明している様子

Concept

人間同士では成り立つ「これくらいの大きさの物が欲しい」といった曖昧な表現を人間とコンピュータの間でも行えるシステムとして、ジェスチャーと表情を読み取りわたあめの大きさと色に反映する全自動わたあめ製造機を制作しました。

Future Work

あなたが人生で最も曖昧な表現に踊らされた場面は恋愛ではないでしょうか。 3回目のデートで告白すべきか、まだ相手が決めきれていないのか知れるシステムがあったらどんなに助かることでしょうか。 相手がどんな気持ちなのか、相手自身もわかっていない感情をリアルタイムで可視化できるバーチャルヘッドセットを互いに装着する不思議なデートが生まれるかもしれません。

Tools

Processing:ジェスチャー認識(Microsoft Kinect)
Python:表情認識(Google Vision API)
Arduino:ザラメの色と量の調節(ソレノイド / AC200Vリレー / Makeblock mbot)
レーザー加工機:筐体制作

Credit

斎藤 文人 - Hardware
藤木 良祐 - Software
天野 真 - Software

Production Time

制作日時:2018年7月-11月
製作期間:3ヶ月